10月25日、26 日(日本)は牡牛座の満月です。
牡牛座の象徴するものは、すべての人がほしーい!と思わせるもの。お金、物質的な所有、衣食住、そして心地よい生き方などです。
それにしても10月は、天秤座の新月に続いて牡牛座の満月。人間関係と物質的な豊かさという、人間にとって大切な二つのテーマが続きます。
愛もほしい、お金もほしい、快適な暮らしもほしい。欲張りでしょうか? いやいや、どれも大切なことですよね。
さて、今回の星模様はと言いますと、
「良いニュースと悪いニュース、どちらを先に聞きますか?」
という感じです。

まずは良いニュース!幸福の小三角形
今回のチャートには、天王星・海王星・冥王星による「幸福の小三角形(ミニ・グランドトライン)」が形成されています。
これは、物事がスムーズに進む可能性や、新しいチャンスを象徴する調和の配置。
しかも構成するのは、変革の天王星、夢や理想の海王星、根本的な変容を司る冥王星という、時代を動かす大きな星たち。
- 天王星:双子座4度
- 海王星:牡羊座2度
- 冥王星:水瓶座3度
古いシステムや価値観から抜け出して、新しい生き方を見つけるチャンスがあるかもしれません。
特に天王星は情報やテクノロジー、冥王星は社会構造の変革、海王星は夢や理想と結びつけて読むことができます。
牡牛座は安定を好む星座ですが、安定とは必ずしも今までと同じ状態を維持することではありません。
むしろ、新しい仕組みや考え方を取り入れることが、将来の安心につながる可能性もあります。
そして、悪いニュースというよりご注意を!二重のTスクエア
一方で、今回の満月には緊張の配置であるTスクエアが二重に形成されています。
牡牛座の月と蠍座の太陽が向かい合い、そこへ水瓶座の冥王星がほぼ正確な90度の角度で割り込んでいます。
さらに天秤座29度の金星も加わり、冥王星を頂点とするTスクエアが重なっています。
つまり、愛情、お金、所有、安心感、執着、そして権力関係などがクローズアップされる星模様です。
牡牛座は「自分のものにしたい」、蠍座は「深く結びつきたい」という性質を持っています。
そこへ冥王星が登場。
「本当にそれが必要なの?」
「安心するために、必要以上に何かを抱え込んでいない?」
そんな問いかけが聞こえてきそうです。
愛情とお金の価値観も見直すとき
今回の金星は、牡羊座のキロンとも真正面から向かい合っています。
過去の人間関係で傷ついた経験や、自分の価値を低く見積もってしまう気持ちなどが、改めて浮かび上がるかもしれません。
また、水星と木星・火星の間には緊張の角度があり、言葉が強くなったり、勢いで大きな決断をしてしまったりすることには注意したいところ。
金星と水星も逆行中なので、今は新しいものを次々と手に入れるより、すでに持っているものや人間関係を見直すことに意味がありそうです。
天秤座29度の金星 — 人間関係の転換点?
もうひとつ注目したいのが、天秤座29度に位置する金星です。
占星術では、各星座の最後の29度は「アナレティック・ディグリー」と呼ばれ、その星座のテーマが強調されたり、ひとつの節目を迎えたりする度数とされています。
天秤座の金星は、人間関係の調和、愛情、美しさ、そしてバランスを象徴します。しかも金星にとって天秤座は本来の居場所。そんな金星が最後の29度で逆行しているのです。
これまで人に合わせすぎていなかったか? 平和を保つために、自分の本音を押し込めていなかったか?
そんな問いかけが浮かんできそうです。
さらに金星は、自己の傷と癒やしを象徴するキロンと向かい合い、変容を司る冥王星とも緊張の角度を形成しています。
今回の金星は逆行によって、蠍座から天秤座へ戻ってきたところです。
蠍座の「深い結びつき」から、天秤座の「調和」へ。過去の人間関係や、自分が大切にしてきた価値観を改めて振り返るタイミングとも読めそうです。
そして金星は愛情だけでなく、お金や豊かさも司る星です。
人間関係も、お金の使い方も、「これまでそうしてきたから」という理由だけで続ける必要はありません。
誰かにとっての理想ではなく、自分自身にとって心地よい豊かさとは何か。
今回の牡牛座満月は、そんな価値観の再確認を促しているようです。
天秤座の新月から牡牛座の満月へ
10月10日の天秤座新月では、人との関わり方やパートナーシップが大きなテーマでした。
そこから約2週間。
今回の牡牛座満月では、さらに踏み込んで「自分にとっての豊かさとは何か」が問われます。
人間関係も、お金も、安心できる暮らしも、どれも大切。
でも、それらを失うことへの恐れに支配されてしまったら、せっかくの豊かさを楽しめなくなってしまいます。
今回のチャートで面白いのは、緊張を生み出している冥王星が、幸福の小三角形の一角でもあることです。
つまり、問題を生み出しているように見える変化が、実は新しい可能性への扉にもなっているということ。
執着を手放すことは、豊かさを手放すことではありません。
本当に大切なものを見極め、これからの自分にふさわしい豊かさを選び直す。
そんな牡牛座の満月になりそうです。

