ヨガ歴25年の私が気づいた「本当のヨガ」とは?呼吸・瞑想・太陽礼拝の力

私が初めてヨガを体験したのは、今から約25年前。アメリカのカレッジでの体育の授業でした。
様々なポーズを取るヨガを、当時の私は「いいストレッチ」「軽い運動」くらいにしか思っていませんでした。

その後、ドネーション制のスタジオに通い始め、クラスの流れやポーズを何となく覚えました。しばらく通ったものの、いつの間にか足が遠のき、そのまま年月が過ぎていきました。

転機が訪れたのは約6年前。友人が通っていたスタジオに一緒に行くようになったのです。
そこで私は、それまで「なんとなく」で行っていたポーズ一つひとつを丁寧に見直してもらい、呼吸への意識、瞑想の大切さ、そしてヨガとは「天と地と自分をつなぐもの」だということを初めて学びました。

クラスは約1時間半。
実は、心の中がモヤモヤしていた時期でもあり、ヨガの最中にどす黒い思考がぐるぐると巡ることもありました。
それでも、呼吸に意識を戻し、体の感覚に集中していくうちに、少しずつ心が静まっていくのを感じるように。

印象に残っているのは、先生の言葉。
「何があっても、ヨガをしていれば、必ず乗り越えられる。」

その言葉に何度も救われました。

やがてCOVIDの影響でクラスは休止となり、先生も引っ越されてしまい、通うことはできなくなってしまいましたが、今でも私は週に1回ほど、YouTubeを見ながらヨガを続けています。

そして春分・秋分・夏至・冬至の日には、必ず「太陽礼拝」をするようにしています。
それは私にとって、自分の内側と宇宙を静かにつなげる、小さな儀式のようなものなのです。


“Yoga”

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