アンチエイジングや細胞の若返りに興味のある方なら、きっと一度は聞いたことのある成分「NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)」。
“若返りのビタミン”とも呼ばれ、エネルギー代謝の向上や老化抑制、集中力アップなどが期待されてきました。
日本ではまだまだ気軽に購入できますが、実はアメリカでは少し状況が変わってきているのをご存知でしょうか?
この記事では、日本とアメリカにおけるNMNの扱いの違いと、その背景についてわかりやすくご紹介します。
🇯🇵 日本では今も普通に買えるNMN
まずご安心ください。
日本国内では、現在もNMNサプリメントは健康食品・サプリメントとして広く流通しています。
ドラッグストアやiHerbのような通販サイトでも購入可能で、特にアンチエイジングや美容に関心のある層に人気が高まっています。
🇺🇸 アメリカではなぜ規制されたの?
ところがアメリカでは、2022年ごろからNMNを巡って大きな変化が起きました。
🔹 FDAの判断
2022年10月、アメリカ食品医薬品局(FDA)は「NMNは医薬品として開発中の物質(治験薬)であるため、サプリとして販売すべきではない」という見解を発表しました。
これは、製薬会社(Metro International Biotech)がNMNを処方薬として申請したことが背景にあります。
🔹 Amazonなどから姿を消す
このFDAの判断を受け、Amazonはアメリカ国内でNMN製品の取り扱いを停止。
他の大手販売サイトもそれに追従し、アメリカではNMNの入手が難しくなりました。
⚖️ 業界団体の反発と現在の状況
この動きに対し、アメリカのサプリ業界団体(NPAなど)は法的措置を取ってFDAを提訴しました。
「NMNはすでに安全に販売されていたもので、突然の規制は不当である」と主張しています。
その結果、2024年現在は一時的にFDAの執行が保留されており、裁判は継続中。
とはいえ、いつ再び全面規制になるかは不透明な状況です。
💡 今アメリカで手に入るものは?
アメリカのAmazonでは、NMNに代わって以下のような製品が販売されています:
NMNH(還元型NMN):NMNよりも吸収率が高いとされる新しい成分
NAD⁺ブースター:NMNとは異なる経路でNAD⁺を増やすサプリメント
✅ 日本の私たちへの影響はある?
現時点で日本ではNMNの購入に支障はありませんが、
今後もしアメリカでNMNが完全に「医薬品」に指定されれば、
原材料の調達困難
価格高騰
海外輸入製品の制限
などの影響が出る可能性も否定できません。
✨ まとめ
NMNは、アンチエイジングに興味がある方にとって魅力的な成分のひとつですが、
国や地域によって法的な扱いが異なることを知っておくことも大切です。
私自身、今後もしっかり情報をチェックしながら、NMNとの上手な付き合い方を考えていこうと思っています。
💬 あなたはNMNやNMNHを試したことがありますか?
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